前回の続きの運動の話・・・は次回にいたしまして、今回はまず、私が経験した症状を並べてみようと思います。
症状
更年期の症状は、人によって千差万別でしょうが、私が困ったのは
①何もしなくてもだるい、頭が重い。
②忘れっぽくなった、記憶力が低下した、集中力が続かない。
③やる気がおきない、興味が湧かない。
④肘、指の関節痛、五十肩。
⑤生理周期がバラバラで予定が立てにくい。
ということです。
よく聞く、ホットフラッシュとか通常レベル以上のイライラ、不眠、冷え性などは今のところはありません。
私は子宮筋腫があって定期的に婦人科を受診しているため、これらの症状について医師に相談したところ、
・効果的なのはホルモン補充療法。
・しかし、子宮筋腫があるままではホルモン剤は使えない。
・エクエル(大塚製薬から販売されているエクオール含有食品)は使ってもよし。
そして、「年を取るとだれでも、頭わるくなります」と、まあ、当然といえば当然の回答をいただきました(^^;
すこし前に、若い頃より歯が黄ばんできた感じがしたり、歯の隙間もあいてきたのが気になって、歯科医師に相談したとき「みんな、そうなんですよ(にっこり)」と言われたのを思い出しました。
そう、加齢による変化は、受け入れないといけないですよね。
その上で、少しでも快適に過ごせるように工夫していかなければ。
(子宮筋腫に関しては、手術してもしなくてもよい、ということだったので、今のところ経過観察中です。)
対策
だるい、忘れっぽい、やる気が起こらない
とりあえず異常なだるさと忘れっぽさは、仕事をする身には死活問題といっても過言ではありません。やる気や興味の減退も、だるさのせいだろうと思いました。
まず忘れっぽさに対する対策。
仕事では、「あれやったっけ?」「これ伝えたっけ?」「何かしなきゃいけなかったけど何だったっけ??」をなくすために、やらなければならないことをポストイットに書いて、パソコン周りに張り付けることにしました。そして済ませたら外していけば取りこぼしなし。
そして、「やったこと」「聞いたこと」「起こったこと」など、できるだけ全てを手帳に記録して、毎日手帳を見直すようにしました。
すると、しばらくしたら、忘れっぽいのが改善されてきました。以前のようなレベルには戻りませんが、一時期、本気で「若年性認知症かも」と悩んだときにくらべると、だいぶ改善しました。
記憶力や集中力の衰えについては、多少は仕方ないと諦め、しかしこれ以上さび付かせないよう、少しでも頭を使うように心がけました。まさにさび付く、という比喩がピッタリなのですが、以前では考えられないくらい、読んだり考えたりすることにエネルギーがいるようになり、なかなか頭に入ってこないのです。毎日毎日さび付いた歯車を必死に回して疲れ果てる、という感覚でした。
しかし体も頭も、きついからといって動かさないと、がけから転げ落ちるように筋力、思考力が衰えてしまう…というのも、同時に感じていました。老化を受け入れつつも無理のない程度に逆らい続けなければ、肉体的にも精神的にも「健康で明るい老後」にはなりえません。いえ、老後どころか、あと数年で色々アブナいかも…。
これを解決するには、運動することと、新しい知識や経験を積極的に受け入れていくことだと思いました。少しずつですが、効果がでてきていると思います。
肘や指の関節の痛み、五十肩
通勤時、ただ電車に乗っているだけで肩が痛くなり、それが毎日続くようになりました。
腕の重みで肩が痛くて、本当に腕を外したいと思ったくらいです。
シップや痛み止めの効果は一時的なものでしたし、やはり痛みというのは気力を消耗させますね。
腕が上がらないので、服の着脱も大変でした。
肘、指関節については、それほど重くないバックを持っているだけで肘がひどく痛くなったり、文庫本を読んでいて、本を支えている指関節がそのままの形で固まってしまったようになり、反対側の手で「パキッ」とほぐすようなことがありました。
強い痛みではないのですが、これも結構不快な症状です。
結果からいえば、五十肩はヨガで、肘と指関節についてはエクエルで多少改善しました。
生理周期の乱れ
プライベートでは、生理周期が全く分からなくなったのが、非常に困りました。
間隔が2か月あいたかと思えば、19日できたりするのです。
私は筋腫の影響で経血量が非常に多いので、生理期間中はできるだけ仕事以外の外出はしないようにしています。今は、コロナのこともあり旅行は控えていますが、先の予定が非常に立てづらいのが不便です。これに関しては、残念ながら対策がありません。
まとめ
今回は、私の更年期症状とその改善法について簡単に書き出してみました。
症状は人それぞれ違いますし、改善法も、向いているやり方も人によって違います。
何か異常があるときは病院を受診して、更年期以外に病気がないことを確認したら、医師と相談しつつ色々試してみて、自分に最もよい改善法を見つけていただきたいと思います。
更年期は必ずトンネルの出口があります。
そこに辿り着くまで、休んだり歩いたり、時には跳ねたりしながら(^^)、進んでいこうと思っています。
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